MY LITTLE LITTLE UNDERGROUND

大好きな「テニスの王子様」のことやDJのこと、いろいろ書きます。

なぜ、いま、「テニスの王子様」なのか

そんなもの知ったこっちゃないわ!

 

と、言ってしまえば終わってしまうようなことなのだが、とりあえず文章にしてみることにした。

 

私が「テニスの王子様」に本格的にハマッたきっかけは2012年1月から深夜枠で放映されたアニメ「新テニスの王子様」をなんとなく見ていたのが始まりだ。

週刊少年ジャンプで連載が終了していたのは知っていたのだが、まさか<新>になっていたのは知らなかった。

しかも、「テニスの王子様」最終回での3年生の卒業式シーンは無かったものにされ、「新テニスの王子様」では、全国大会のあった3ヶ月後という設定で始まっている。

(いや、でも、全国大会の3ヶ月後ならば、これから卒業式だし辻褄はあうのか・・・?)

彼らは、連載した1999年からずっと中学生のままなのだ。これは(私にとって)とても重要な要素の1つになっている。これについては多くは語るまい。察してくれたらそれでいい。

さて、そんな10年以上中学生をしている男子たちがテニスをやっているのを眺めて何が楽しいのか、なのだが・・・

テニスの王子様」では全国大会優勝を目指し、青春学園中等部の子たちが全国各地の中学校テニス部員とテニスの試合を繰り広げていた。見事、(テニスの試合とは思えない死闘を戦いぬき)全国優勝を果たした青春学園のレギュラー陣だが、「新テニスの王子様」になってからは、鎬を削り合っていた他校の生徒たちと一緒に、日本代表に選ばれるべく、全国の高校生猛者たちと競い合いながら強化合宿をおこなっているというストーリーだ。

3ヶ月前までは敵として戦い合っていた中学生たちが、協力しながら(崖を登ったり)、高校生との試合の中で新しい技(王国や城を)を創りだしたり、学校の垣根を越えてダブルスを組ん(だかと思ったら、3対1で試合が進ん)だり、まさに夢の様な、そう、ドリームチームなのである。

もっと簡単に言ってしまえば、チームの絆、仲間への信頼、友情、などの私が学生時代に得ることが出来ず、全く経験してこなかったものが、憧れが、そこにあったのだ。

「そんなもの、スポーツ漫画を読めば良いだろう」と思われるかもしれないが、それだけではダメなのだ。先に述べたように、(そうは見えない容姿のキャラもいるが)中学生が必死に試合をしている姿や、チーム内で結ばれている絆の描写、表現の仕方や、何より主人公のリョーマくんが中学1年生で可愛いうえに、作者である許斐剛先生の読者・ファンを楽しませようとしている過剰なまでのエンターテイメント精神が好きなのである。

このエンターテイメント精神がストーリー展開というか、キャラの設定というか、そこかしこに溢れすぎていて、アニメ「新テニスの王子様」を初めて見た時、理解するのに時間を要し、爆笑したかと思えば、次の瞬間、脳みその活動が麻痺し「なんでこの中学生たちは、こんなに真剣に腰に風船つけて、鷹から逃げまわっているんだろう。がんばれ。がんばれー!」と許斐ワールドに飲み込まれてしまっていたのだ。

完全に事故だった。こんなはずではなかった。今でも、自分で自分がなぜこんな風になってしまったのか理解できていない。けれど、事故なのだから仕方がない。

しかも、この事故で受けた傷口に毒のようなものが付着してしまっていたらしく、全身を駆け巡り、すっかりテニスの王子様抜きの生活が考えられなくなってしまっている。

テニスの王子様」関連のコンテンツであれば条件反射的に追いかけているような状態だが、一番好きなのは、ジャンプSQで連載している漫画「新テニスの王子様」だ。

アニメもミュージカルも大好きなのは変わらないけれど、やっぱり許斐先生の描くスタイリッシュ超テニス中学生プレーヤーたちが大好きだ。

 

たぶん、恋を通り越して、病気か何かなのだと思う。そうだとしても、もう迷いはない。

 

 

新テニスの王子様 1 (ジャンプコミックス)

新テニスの王子様 1 (ジャンプコミックス)