吉川友ちゃんとの出会いの話
1月14日、神戸国際会館 こくさいホールでおこなわれた 「Hello! Project 2012 WINTER ハロ☆プロ天国」のファンキーちゃんの方の公演に遠征した。
仲良しのけいこちゃんがチケットを用意してくれて、えこ様と東京から神戸に。さらに、現地で三人合流する形だった。
往路の新幹線の中、缶ビールを空けつつ、℃-uteのみんなに会えることを楽しみに人生ハジメテの遠征をした。
この時、私は℃-uteが好きで、特に舞美ちゃんが大好きだった。(それは今でも変わらないけれど、℃-uteはもう私の中で殿堂入りしてしまったのだ。)
歌も上手い、ダンスもキレがあって魅力的な舞美ちゃん。いつも一生懸命でメンバーの中で一番汗っかきな舞美ちゃん。
もちろん彼女以外にも、ステージ上で精一杯唄を歌い、ダンスをし、MCも頑張って、キラキラ輝いているアイドルちゃんたちが大好きだ。そんな彼女たちを応援して元気をもらえるのがたまらなく嬉しい楽しい大好き。
コンサートは進み、中盤のゲスト枠で、わたしはとても衝撃的な体験をした。
全身真っ白い衣装に身を包み、ステージ上に現れたのは「吉川友」と名乗る女の子だった。
恥ずかしながら、彼女のことをまだ知らなかったので、「ソロで活動している子がいるんだ~」程度にしか思ってなかったのだが、イントロが流れ、彼女が唄い始めた瞬間に空気が変わった(ような気がしたのだ)。
瞬間、踊る度に揺れ動く真っ黒い髪の毛や、細く長く伸びた手足に、釘付けになった自分がいたのを今でも鮮明に覚えている。
その時に唄ったのは「こんな私でよかったら」
wikiにもあるように『等身大のラブソング』を唄っている。
些細なことでときめいて、喧嘩して、二人でいる時間の大切さや、自分に少し自信が無い不安などが、素直なままの純粋な言葉・メロディーで表現されている。
これがまた、吉川友という彼女の歌声や容姿のフィルターによってきらめきを増している曲になっている。
知っている人も知らない人もまずはこの曲を聞いてみて欲しい。
後に調べたら作詞・作曲はサカノウエヨースケ氏ということがわかった。
彼は、最初浅倉大介ファミリーとしてデビューし、少年のような歌声、心にすっと染みこんでくるメロディーを生み出すセンス、気恥ずかしくなるくらいのストレートなラブソングが書ける人だ。
当時中学生だった私は、彼のアルバム「TOY」をポータブルCDプレイヤーに入れて毎日のように聴き込んでいた。それぐらい、彼の音楽が好きだった。
彼が生み出した曲という事実を差し引いても、吉川友の唄う「こんな私でよかったら」は、ただの可愛い女の子が唄って踊るアイドルソングの枠にはとどまらない何かがある気がしている。彼女が唄わないと完成しない何かがあるのだ。
と、まあ、ハロコンでのゲスト出演を終え、この後にインストアイベントがあると告知してステージ上を去っていた彼女。
この時、なぜインストアイベントに行かなかったのかと、けいちゃん、えこさまと集まった時に話すことがある。そう、私は行かなかったのだ。とても後悔している。
アイドルのイベントなんてのは、一瞬一瞬大切なもので、一度だって同じモノはないのに!嬉しくもあり悲しくもあり、彼女たちは成長していってしまうのだ!
見逃してしまうのは勿体無いものが多すぎる。
(わたしもDJなんてものをやっているのでリスケできない予定と、アイドルイベントが重なることが多く、何度涙を流したことか。まあ、言い訳でしか無いのだけれど)
けれど、「こんな私でよかったら」発売を記念にした<きっかフェス>には足を運んだ。
ハロコンの時よりもステージに近い場所で彼女を見ることが出来た。
それから、彼女の不思議な魅力に取り憑かれてしまっている。
なんと表現したら良いのだろう。
唄っている時と、MCの時、また、インタビューを受けている時のどれも違う魅力があって、けれど、どれもが彼女の一部で。
ああ、思い出しただけで、きっかに会いたくなってきた。
元気を分けてもらいにいこう。
来年、いろいろとイベントがあるのでチェックすべし。